2023年2月7日 選挙関連ニュースあれこれ

皆さま、こんにちは。senkyocar.jpの小野久幸です。
立春を過ぎ、3月のような暖かい日が続きました。このまま春めく日々になってほしいと思う反面、気温の変化が大きいと身体に負担がかかりかねないとも思い、自分の身勝手さに腹がちます。何ともわがままなものです。

さて。

先日も話題にしました北九州市長選に関して、このような記事がありました。
選挙運動の進め方について参考になる点が多いと思いますので、ここでご紹介します。

“勝てば奇跡”はなぜ実現?GPSで草の根選挙、北九州新市長の武内和久氏「組織頼みだった自分と決別」

https://rkb.jp/news-rkb/202302064741/

与野党の統一候補を破り“奇跡の勝利”を手にしたのは、福岡県の政令市「北九州市」の新たな市長に就く武内和久氏(51)だ。組織頼みで惨敗した4年前の県知事選挙から一転した草の根選挙が当選につながった。
【中略】
武内氏は、与野党統一候補だった津森氏の“組織戦”に4年前の自分を重ね合わせていた。2019年の福岡県知事選。武内氏は自民党の推薦を受け、組織戦を展開。しかし、結果は惨敗だった。同じ轍はもう踏まない。北九州市長選挙は「過去の自分との決別」でもあった。
武内氏「選挙というのは、その団体組織に頼れれば勝てると思っていた。当時の甘かった自分と決別するのが私の覚悟です。組織や団体がなければ勝てない選挙・政治を私は変えていきたい」
市民の声を聴き、考えを伝えることを重視した。市民との対話は400回以上、街頭演説は700回以上を数えた。
【中略】
武内氏を支えた“若い力”の存在も見逃せない。取材に訪れると20代の3人がSNS(会員制交流サイト)に投稿するための動画を作っていた。武内氏本人だけでなくスタッフの活動も含めて5種類のSNSに投稿。見ている層やそれぞれのSNSの特質に合わせて編集するという。

自民党内の軋轢もあると聞いておりますが、それは脇に置くとして。

大きな選挙になると、後援組織の力が重要になってきます。私も、後援組織があまりいない候補のお手伝いをして、残念な結果に終わったことが何度もあります。他方、完全な「組織頼み」で選挙を戦い、結果として御神輿になってしまうのもまた違うように思います。

思い出すのは、かの中村喜四郎氏が何かのインタビューで、無所属で戦う選挙を「手作り選挙」と形容していたことです(ソース失念)。
結局のところ、最後はお一人お一人-組織も「人」の集合体に過ぎません-にどこまで向き合うかではないでしょうか。

また、細かくは触れられていませんが、SNSの活用も興味深いです。サービスの特質に応じ使い分けるなど、相当の手間がかかる作業です。

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小野 久幸

代表小野企画
勝てる!選挙カーのレンタル senkyocar.jp(小野企画)代表 小野久幸です。 ブログでは、選挙カーのことに限らず、数多の選挙をお手伝いさせて頂いた経験から気付いたことをご紹介してまいります。

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